
キャットフードは、年齢にあわせて異なる種類が販売されています。
その違いは何でしょう。
まず、生まれたばかりの猫は、母乳のみを飲みます。
母乳には、免疫グロブリンを初め、母乳にしか含まれない大切な成分が豊富なので、
ぜひ生後3週間までは成長期の子猫は代謝も高いため、十分にたべさせる必要があります。
生後3週間ごろから、母乳やミルク以外の食べ物にならしていきます。
フードをぬるま湯でやわらかくして与えます。
最初はやわらかめフードから徐々に水分を減らし、固形に近づけます。
子猫は消化器官が未発達で、一度に多くの量が食べられないため、食事を一日数回に分けて食べさせます。
そのため子猫用フードは、成猫用フードにくらべ高カロリーに作られています。
食事を食べない時間が長いと、子猫は低血糖を起こしやすいので注意が必要です。
生後2ヶ月程度であれば、子猫用フードを一日3~5回に分けて与え、成長に合わせて回数を減らしていきます。
10~11ヶ月になったら、成猫用フードに切り替えます。
回数も一日2回、朝と晩に与えるようにします。
一日のフード量は、年齢、体重をもとに決まります。
多すぎると消化不良を起こして下痢をするので、一食ごとに少しずつ増減するのがポイントです。
10ヶ月ころには体格がほぼ出来上がるので、これ以降の体重の増加は、ただ太っただけとなります。
子猫用フードのままだと肥満になりますので気をつけましょう。
また、フードには、老猫用フードもあります。
老齢猫期(11~14歳)になり、よく休んでいることが多くなった、耳が遠くなったり、目や歯が悪くなったり、体調不良が続きます。
老化が感じられたら、健康維持のためにビタミンB群、ビタミンEが多く配合された、老猫用フードを選びましょう。
消化吸収もよいものがおおく、かつ、運動量の低下を考慮してカロリーは控えめになっています。
それぞれの猫の年齢に応じて、適正なフードがあります。
給与量は、パッケージの裏を参考にして、与えましょう。