
新品のキャットフードを開けたら、何日くらいまで大丈夫だと思いますか?
ドライタイプはおよそ一ヶ月、ウェットタイプは当日中が目安です。
ウェットタイプも、当日とは言っても「保存をした場合」の日数なので、口を付けたものは三十分以内に食べきるのが理想です。
基本的には、開けたら食べきるもの、と考えておいた方が良いでしょう。
ウェットタイプに比べてドライタイプは多少長持ちしますが、食べ物は食べ物です。酸化もしますし風味も落ちていきます。
でも保存の仕方によってはもっと早く酸化が進んでいるかもしれません。
愛猫にだって、私たちと同じように新鮮なご飯を食べてほしいですよね。
今回はキャットフードの酸化を抑える保存法をご紹介します。
2-1.フードストッカー
しっかり蓋が閉められるものは密閉性も高く、酸化を抑える事が期待できます。
また、計量スプーンも入れられる大きさだと良いですね。
ただし、フードストッカーはウェットフードにはあまり向かないので入れるならドライフードが良いでしょう。
2-2.密閉できる小分けの袋
フードストッカーと違い、袋にすると大きさを自由に変えられるので空いているスペースに入れられます。
引き出しの高さや棚の奥行きなど、フードを小分けにするだけでなく空間に合わせて置けるのも便利ですよ。
また、ウェットフードはこうした保存の方が向いています。
ウェットフードの場合はさらに冷蔵庫内で保存し、開封してから24時間以内に食べ切るようにしましょう。
2-3.真空保存用吸引機
ポンプで空気を抜くタイプのものや、袋の中の空気を吸引するタイプがあります。
酸化を防ぐ効果としてはもっとも有効かもしれませんが、高価なものですのでよほどこだわっている方にはおすすめです。
ポンプ式のものは、通常はフードストッカーとしても使える専用の容器にそれに対応したポンプを取り付けて使います。
そんなに力を入れる必要もなく、あっという間に真空状態の容器になりますよ。
袋の空気を吸引するタイプは、ものによって吸引の音が気になるかもしれません。
音に敏感な猫はびっくりするかもしれませんが、しまう時がコンパクトなので使いやすいです。
どちらもとても便利な優れものですが、一ヶ月ほどでドライフードを食べきれる家庭でしたら、フードストッカーや袋で小分けにする方法で十分でしょう。
3-1.酸化防止剤・乾燥剤など
買ってきたキャットフードの袋にこれらを入れておくだけでも違います。
キャットフードによっては最初から袋に入っているものもありますが、無いものにはぜひ入れておきたいものです。
これだけの作業なら、袋から入れ替える必要もないので簡単ですね。
3-2.袋止めクリップ
こちらも、キャットフードの袋から小分けにしなくとも良いので便利なものです。
袋の開け方に注意し、しっかりとクリップで留めればキャットフードの袋が簡単に保存容器になります。
乾燥剤と合わせて使うのも良いでしょう。
キャットフードの酸化を抑える方法、いかがでしたでしょうか。
どのフードも、高温多湿を避け日光の当たらない場所に置くのは鉄則です。
その上でより効果的な保存をするのであれば、上記のような方法があります。
あとは、キャットフードの内容量が少ないものを買うというのも手段のひとつです。
愛猫の食べる量や、何匹いるのかによっても消費量は変わりますので、家庭に合った量のものを買うと良いでしょう。
基本は開封後、一定期間内に食べきることを目安として保存をしてくださいね。