
1.目線は猫で考える
以前と比べてみると、キャットフードの種類も増え、どれを買うか悩む時間も増えました。
私達がキャットフードを食べて選ぶわけにはいかないので、どうしてもパッケージやCMで判断するしかありません。そんな時、何を基準にしているでしょうか。
色とりどりのパッケージで、どれもおいしそうに見えますが実際のところはどうでしょう。中身を見てみると、案外違いが見えてくるものです。
今回は、いい加減にキャットフードを選ばないよう、選び方の注意点をご紹介します。
2.値段で選ぶ前に見るべきところ
家計のやりくりもあるでしょうし、少しでも安いものを買いたくなる気持ちはわかりますが、キャットフードは愛猫の体を作る栄養源です。安いものには安い理由があります。
人と同じ目線で考えてみてください。これから栄養をたっぷり摂って育っていく子供に、毎日あげるご飯は安いものばかりを選ぶでしょうか。きっと栄養バランスを考えたり好みを考えたり、優先するものは値段だけではないはずです。
キャットフードも同じように選んでみてください。栄養を考えるなら、まずはそのキャットフードの中身を知る必要がありますよね。
何がどのくらい入っているのか、何をメインに作られているのか、必要な情報はちゃんと記載されています。中には年齢によって変えることをおすすめしているキャットフードもあるのです。
どんな栄養を必要としているのか、愛猫は何歳か、まずはそれに適したキャットフードを手に取りましょう。
3.見た目の良さは、猫には無関係
パッケージがきらびやかであったり、CMの猫がおいしそうに食べていて、思わず「うちの子にも!」と買いたくなるものがたくさんあります。ですが、パッケージもCMも人向けに作られているものが多いのです。
実際にキャットフードを食べる猫に、パッケージの美しさやCMは関係ありません。キャットフードをおいしく見せようと着色料を使用しているものもありますが、そもそも猫の食の判断基準のたいていはにおいなので、見た目や色で食欲が左右されることは考えにくいとされています。
ですので、着色料は本来不要な添加物と思っていいでしょう。
私たちの感じる「おいしそう」は、猫にとっての「おいしい」とは限らないのです。
猫の「おいしい」を追求するのであれば、やはり中身を重視すべきではないでしょうか。
4.早めにしっかり選ぶクセをつける
買って食べさせてみないとわからないこともたくさんありますし、愛猫の好みを知るためにお試しでいろいろ買ってみるのは良いと思います。ただし、買ったキャットフードの中身を知らずに同じキャットフードを与え続けることは避けましょう。
知らないうちにゆっくりと影響が出て、気づいたときには危険な状態に…というケースもあるため、やはり最初の選び方はいい加減ではない方が良いと思います。
何事も初めが肝心。見た目だけで判断せず、その中身をしっかり見て、愛猫にぴったりのキャットフードを選んであげてください。