猫ごはんを考える会

キャットフードは猫の年齢によって変えよう

ペットフード売り場に置いてあるキャットフードのパッケージに、「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」等の表示がされているのを見たことはありませんか?
現在そのようなキャットフードを選んで与えている飼い主さんも多いかと思います。
それぞれのキャットフードは一体どう違うのでしょうか。
今回は、キャットフードを猫の年齢によって変える理由について、詳しく解説していきます。

1.なぜ猫の年齢でキャットフードを変えるのか

猫は年齢によって必要な栄養素やカロリーが違います。
子猫は生後1年で人間の約20歳分の歳をとると言われているので、この1年が最も成長する時期です。
当然一日に必要なカロリー量は多くなります。
逆に寝ていることが多いシニア猫は、一日に必要とするカロリー量がとても少ないです。

猫の年齢に合ったキャットフードを与えないと、カロリー過少もしくは過多になり、痩せすぎや肥満の原因になってしまいます。

猫の成長をサポートする為にも、年齢に合ったキャットフードを選んであげる必要があるのです。

2.子猫用キャットフードの特徴

2-1.高カロリー・高タンパク・高脂質
子猫が一日に必要とするカロリー量は、体重×200kcalです。
先述した通り、子猫は生後1年で人間の約20歳分の歳をとると言われているので、子猫用キャットフードは他のキャットフードに比べ高カロリーに設定されています。
少ない量でもカロリーが摂取出来るよう、高タンパク高脂質なものが多いです。
タンパク質と脂質は猫にとって重要なエネルギー源となります。

2-2.子猫でも食べやすいフードの形状
子猫の口は小さく噛む力も弱いので、キャットフードの形状は小粒で、簡単に噛み砕きやすいものとなっています。

2-3.食欲を増進させる味
今までミルクを飲んでいた猫に、キャットフードを沢山食べたいと思ってもらえるように、子猫用キャットフードは比較的濃い味で作られています。
他のキャットフードに比べ含まれている動物性タンパク質の量が多く、肉食の猫の好みの味付けがされています。

3.成猫用キャットフードの特徴

3-1.低カロリー・高タンパク・高脂質
1歳を超えると成長は落ち着きますが、成猫期が一番活発なので、エネルギー源となるタンパク質と脂質は変わらず必要です。
しかし、成猫が一日に必要とするカロリー量は体重×80kcalなので、子猫期と同じようなカロリーを摂取し続けると肥満の原因になってしまいます。
その為、子猫用のキャットフードに比べ低カロリーになるよう作られています。

3-2.食べごたえのあるフードの形状
1歳を過ぎると歯も永久歯に生え変わり、噛む力も強くなるので、キャットフードの食べごたえが重要になってきます。
食べごたえのある大粒のフードは、少量でも満足感を得ることが出来、歯石予防も出来ます。

3-3.毛玉ケア・下部尿路疾患ケアに特化したもの
1歳を過ぎると、毛玉を吐きだすことが増えます。
食物繊維が含まれているキャットフードは、胃の中に溜まった毛玉を便と一緒に排出してくれる効果があります。
また、猫は腎臓が弱く下部尿路疾患にかかりやすいので、病気を予防する為にマグネシウム量が少ないキャットフードも販売されています。

4.シニア猫用キャットフードの特徴

4-1.低カロリー・高タンパク・低脂質
シニア猫になると運動量も減り、一日中寝ていることが増えます。
その為、キャットフードも低カロリー・高タンパク・低脂質になるよう作られています。
シニア猫が一日に必要とするカロリー量は、体重×50kcalですが、7歳になると同時に変えてしまうと、元気なシニア猫の場合カロリー不足になってしまう可能性もあります。
猫の状態を見つつ、切り替えていくといいでしょう。

4-2.消化にいい原材料
運動量が減ると、代謝が悪くなります。
その為、腸の動きも鈍くなり、消化に時間がかかります。
猫は肉食なので、動物性タンパク質の消化を一番得意としています。
主原料がチキン・ターキー・フィッシュ・サーモン等のものを選んであげましょう。

4-3.毛玉ケア・下部尿路疾患ケアに特化したもの
シニア猫になっても、猫の特性上毛玉を吐きだすことは多いです。
食物繊維が含まれていて、食事をしながら毛玉ケア出来るものが、成猫用と同様に販売されています。
また、シニア猫になると下部尿路疾患にかかるリスクが更に高くなるので、キャットフードのマグネシウム量が少なくなるよう考慮されています。

5.おわりに

猫のライフステージに合ったキャットフードを選んであげることで、猫に長生きしてもらうことが出来ます。
ライフステージごとに切り替える他にも、食欲や猫の状態を見て、その時々に合ったキャットフードを選んであげましょう。