
人間と同じように、猫にも一日の必要摂取カロリーがあります。
私たちがご飯を食べすぎたときは、運動や翌日の食事制限で体重を調整することが出来ますが、猫の体重管理をするには毎日の食事量を調整することが大切になってきます。
今回は、キャットフードを選ぶときのカロリーのチェックの仕方について、詳しく解説していきます。
子猫期>成猫期>シニア猫期
このようなカロリー量になっています。
子猫は体重×200kcal、成猫は体重×80kcal、シニア猫は体重×50kcaliの食事量が適切です。
あくまでこれは目安なので、
成長が早めの子猫には、早めに成猫用のカロリーに近付けていく。
元気なシニア猫には、成猫用に近いカロリーのキャットフードを与える。
等の工夫が必要です。
それぞれのライフステージに合わせる他にも、猫の体型や状態を見てキャットフードの量を調整してあげましょう。
2-1.ライフステージに合ったキャットフードを与える
基本的に猫のライフステージに合っているキャットフードを与えていれば、カロリーが足りなかったり多すぎることはありません。
ライフステージ別になっているキャットフードは、猫それぞれの成長過程に合わせた栄養素とカロリーが緻密に計算されています。
パッケージに表示されている通りの量をあげるようにしましょう。
2-2.副食や間食と組み合わせる
猫を飼っていく上でドライキャットフードを主食にすることが多いと思いますが、ドライキャットフードをなかなか食べてくれない猫もいます。
そうなると必要なカロリーが足りなくなってしまうので、餌を食べてもらう工夫が必要です。
そんな時はウェットキャットフードの副食と上手く組み合わせることで、食いつきがよくなるかもしれません。
また、間食は少ない量でもカロリーが高く設定されているので、与えすぎに注意しながら上手く活用してあげましょう。
2-3.肥満猫用キャットフードを与える
肥満になってしまった猫には、肥満猫用のキャットフードを与えて体重調整をする必要があります。
市販されているダイエットキャットフードはあまり効果が出ないので、獣医に処方してもらった療養食のキャットフードを与えてください。
筆者が飼っている猫も避妊手術後肥満になってしまったことがあるのですが、獣医に処方されたキャットフードを適量与えていたら約半年で適正体重に戻りました。
肥満にしないことが一番ですが、肥満になってしまったら早めに病院に連れていくようにしましょう。
キャットフードを選ぶとき、メーカーや原材料を見る方は多いと思いますが、カロリー量も同じくらい大切な要素です。
高たんぱくなキャットフードは消化に良く満足感もあるので、猫の体重管理をするのに最適です。