猫ごはんを考える会

炭水化物の取りすぎに注意

猫の基本は肉食です。
ねこまんまのイメージから、雑食と思っているひとも多いようですが、本来炭水化物はそこまで多くとる必要ありません。
しかし、全く必要ないわけではありません。

昔は草食動物の内臓から未消化の炭水化物を摂取していました。
ただ猫は元々糖質の消化・吸収にむいていない身体の構造になっているのです。

炭水化物とは、米、小麦など、多くの場合植物からとれる栄養素です。
糖質と繊維質でできており、糖質はカロリーとして、繊維質は消化器の調子を整えます。
どちらも人間にとっては非常に重要な栄養素で、主に炭水化物からブドウ糖を摂取して生存しています。

世界的な栄養基準を策定している、AAFCO( Association of American Feed Control Officials)によると、猫に必要な栄養素は、43項目あります。

基本の栄養素17種類
ビタミン13種類
ミネラル13種類
この中に、炭水化物は含まれません。

猫は元々肉食なので、消化性の高いタンパク質を摂取することが大切です。
また基本的な栄養素のほかに、関節をサポートするグルコサミンやコンドロイチン、
毛艶を良くする必須脂肪酸のオメガ3系・6系脂肪酸を配合しているものなど、違いが見られます。

では炭水化物を摂りすぎるとどうなるのでしょうか。

ブドウ糖はそのまま吸収されますが、炭水化物であるデンプンは加熱調理しブドウ糖に換えなければ、基本的に猫は消化することができません。
猫は犬に比べても、デンプンの消化能力が劣っているのです。
消化を助ける消化酵素アミラーゼも犬に比べて3分の一程度しかありません。

ただし、炭水化物に含まれる食物繊維は、猫の腸内細菌のバランスを整える作用があります。
とくに毛玉ケアとある商品には、食物繊維が豊富にふくまれています。
下痢や便秘の際の療法食として処方されることもあります。

キャットフードに配合されている炭水化物の比率には注意して、あまり多すぎることのないよう、注意しましょう。