
ペットショップやホームセンターに行くと、驚くほど安いキャットフードが売られていたりしますよね。
そのキャットフードがなぜ安く売られているか考えたことはありますか?
今回は、激安キャットフードの危険性について、詳しく紹介していきます。
1-1.安い原材料を使っている
激安キャットフードはコストを抑えるために、安い原材料を使っています。
代表的なものは、穀物と4Dミートです。
穀物は、小麦・大麦・米・玄米・とうもろこしのことを指します。
肉や魚に比べ安く仕入れることが出来るので、激安キャットフードの主原料を見てみると穀物なことがほとんどです。
4Dミートは、
「D」EAD=死んでしまった動物の肉
「D」ISEASED=病気だった動物の肉
「D」YING=死にかけだった動物の肉
「D」ISABLED=障害のあった動物の肉
このような粗悪な肉のことを指します。
原材料には、○○ミールや○○パウダーなどの表示がされています。
1-2.人工添加物を使っている
大量生産・大量販売を可能とする為に、長期保存するための防腐剤や酸化防止剤を使っていることが多いです。
また、キャットフードに肉や魚の香りをつけるための合成香料や、美味しそうに見せるための合成着色料も大量に含まれています。
1-3.賞味期限が近い
私たちが食べるものも、賞味期限が近くなると半額セールをしたりしますよね。
スーパーの閉店間際の惣菜コーナーを想像していただけると分りやすいと思います。
キャットフードも、賞味期限が近いものは売り切る為に激安セールを行ったりします。
安いなと思ったら一度、賞味期限・原材料欄を確認してみてください。
2-1.消化器系の異常
激安キャットフードの主原料は穀物が多いと紹介しましたが、猫は肉食動物なので穀物の消化を苦手としています。
消化器官に負担がかかるので、排泄物のニオイがキツくなったり、下痢や便秘を引き起こす可能性もあります。
2-2.発がん性がある
激安キャットフードに使われている人工添加物として、人工防腐剤があります。
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)・BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)・エトキシキンと表示のあるものは、発がん性があると言われている成分なので注意が必要です。
2-3.腎臓系の病気のリスク
猫は水分を摂るのが苦手な動物なので、元々腎臓系の病気にかかりやすいです。
病気を予防するためには、低マグネシウムのキャットフードを与える必要があるのですが、激安キャットフードにはそのような配慮がされていません。
目先の価格につられてキャットフードを選ぶことは、将来的な病気のリスクが高まるということです。
動物の病院代は、保険が適応されないのでとても高額です。
“今”キャットフードを安く済ませるか、“将来”病院代を安く済ませるかは飼い主さん次第です。