
避妊手術をしてあげることで、猫の発情期のストレスを軽減させることが出来ます。
子猫を産ませる気がないのでしたら、室内飼い・外飼い問わず手術してあげることをオススメします。
避妊手術後は、体質や性格も変わる猫が多く、キャットフードの与え方にも注意が必要となります。
今回は、避妊手術をした猫へのキャットフードの与え方について紹介します。
猫は生後4ヶ月から避妊手術が可能となります。
月齢ではなく、体重が2キロを超えてから避妊手術を行う病院も多いです。
発情期が来る前に手術をすることがベストなので、生後4〜7ヶ月の間に手術をする飼い主さんが多いと言われています。
避妊手術後の猫は、性欲がなくなり穏やかな性格になります。
子供っぽく甘えん坊な性格になることもあります。
避妊手術では卵巣と子宮を取り除くので、手術後はホルモンバランスが崩れ太りやすくなります。
筆者の猫も生後半年で避妊手術をしたのですが、手術後はデブ猫になってしまいました。
(その後、ダイエットは成功しています!)
ですので、キャットフードの与え方や選び方には注意が必要です。
2-1.避妊手術当日~3日間
避妊手術当日は、とてもぐったりしています。
麻酔をかけてお腹を切るので、傷口が痛むのか殆ど動きませんでした。
キャットフードは食べましたが、全て吐き戻してしまい心配だったのを今でも覚えています。
手術当日は消化に優しいウェットキャットフードを、飼い主さんの手から食べさせてあげることをオススメします。
キャットフードを食べに動く負担を減らすことが出来、手から食べることで安心感を与えることが出来ます。
翌日からはある程度動けるようになるので、消化に優しいウェットキャットフードとドライキャットフードを混ぜたものや、ドライキャットフードをふやかしたものを与えましょう。
2-2.手術後3日以降
すっかり元気になった猫は、食欲も旺盛になります。
手術前と同じキャットフードの量を与えていると太り過ぎてしまうので、10~20%減らした量を与えましょう。
急にキャットフードの量が減ると催促鳴きが増えるので、1日3〜5回小分けにして与えることで空腹の間隔が狭まり、自然とキャットフードの量を減らすことが出来ます。
避妊手術後は太りやすいので、子猫用キャットフードを規定量与えていると太りすぎてしまうことがあります。
子猫用キャットフードはカロリーが高めに作られているので、避妊手術後から成猫用のキャットフードに切り替えてもいいでしょう。
成猫用キャットフードの中でも、高タンパク、高脂質なものを選んであげることで、少量でも満足感を得ることが出来ます。
また、これらの成分は猫の成長に最も必要な栄養なので、成猫用キャットフードといえど子猫用キャットフード同様に成長をサポートすることが出来ます。
また、避妊手術後用のキャットフードは、特にローカロリーに作られているので、こちらも検討してみてはいかがでしょうか。
避妊手術後のキャットフードの与え方はとても大切です。
手術を頑張った猫を労わりたい気持ちはとても分かりますが、労わりすぎると肥満の原因になってしまいます。
肥満は将来的な病気のリスクが高くなるので、結果的に猫に負担をかけてしまうことになります。
心を鬼にするつもりで、避妊手術後の体重管理をしてあげましょう。