
世界的な栄養基準を策定している、AAFCO( Association of American Feed Control Officials)によると、猫に必要な栄養素は、43項目あります。
基本の栄養素17種類
ビタミン13種類
ミネラル13種類
猫には、健康維持のために必要な栄養素が、キトンと成猫それぞれに基準がもうけられています。
過剰摂取が問題となる場合は、上限が定められています。
今は栄養がたりない、というよりも、摂りすぎのケースが多く、肥満はイエネコ全体における一番の問題になっています。
AAFCO 猫食糧栄養分詳細(成猫期)は以下のようになっています。
単位は%になっています。
【基本となる栄養素】
蛋白質 26%
アルギニン 1.04%
ヒスチジン 0.31%
イソロイシン 0.52%
ロイシン 1.25%
リジン 0.83%
メチオニンシスチン1.10%
メチオニン 0.62%
フェニルアラニンチロシン0.88%
フェニルアラニン0.42%
トレオニン 0.73%
トリプトファン 0.16%
バリン 0.62%
タウリン 0.1%
脂肪質 9.0%
リノール酸 0.5%
アラキドン酸 0.02%
【ミネラル群】
カルシウム 0.6%
リン 0.5%
カリウム 0.6%
ナトリウム 0.2%
塩化物 0.3%
マグネシウム 0.04%
鉄 80.0mg/kg
銅(ドライ製法) 5.0mg/kg
マンガン 7.5mg/kg
亜鉛 75.0mg/kg
ヨウ素 0.35mg/kg
セレニウム 0.1mg/kg
【ビタミン類】
ビタミンA 5000IU/kg
ビタミンD 500IU/kg
ビタミンE 30.0mg/kg
ビタミンK 0.1mg/kg
ビタミンB1 5.0mg/kg
ビタミンB2 4.0mg/kg
ビタミンB5 5.0mg/kg
ビタミンB3 60.0mg/kg
ビタミンB6 4.0mg/kg
葉酸 0.8mg/kg
ビオチン 0.07mg/kg
ビタミンB12 20.0μg/kg
コリン 2.4g/kg
猫は元々肉食なので、消化性の高いタンパク質を摂取することが大切です。
また基本的な栄養素のほかに、関節をサポートするグルコサミンやコンドロイチン、
毛艶を良くする必須脂肪酸のオメガ3系・6系脂肪酸を配合しているものなど、違いが見られます。