
キャットフードは、安価なものから、プレミアムと銘打っている高級なものまで、実に値段に幅があります。
愛猫にとって、ごちそうキャットフードとはどのようなものでしょうか。
いわゆる高級なキャットフードは、何がいいのでしょうか。
香料がはいっているものは、ほとんど嗅覚が支配的に餌を選ぶ猫にとっては、「ごちそう」に感じることがあります。
また、人間のごはんも、調味料がはいっており、味付けなしのキャットフードよりも美味しく感じてしまうでしょう。
しかし、猫の身体にとって、何が本当にごちそうであるかは、飼い主がよく理解していないといけません。
まず、安いキャットフードは何で安いのか、考えて見ましょう。
消費期限をみてみると、とにかく長いものが多いです。
やはり、保存料、酸化防止剤などを大量に使っている場合が多いのです。
平成13年朝日新聞がドッグフードの成分検査の結果、あるフードから酸化防止剤(BHAとBHT) が計377ppmも検出されたそうです。
人間が食べるバターや魚の干物等でも、両物質合わせて200ppmまでしか使用が認めらていません。
この検出値は非常に高いといえます。
原材料のランクも当然低いものになります。
特に海外産は野菜も大量に農薬を使用し、肉も到底人間は食べられないようなものを使っている場合が多いのです。
価格の問題から、人間が食べられるようなランクの肉は、当然ペット用には卸さないのが常識となっています。
「ペットフード安全法」が制定されてから、原材料や原産地等の表記が義務づけられました。
ぜひ参考にしたいものです。
粗蛋白質%の表示はありますが、これには穀類の蛋白質も含まれますので、実際に動物性蛋白質の比率はわかりません。
穀類は食べても栄養にならないので、栄養不足に陥る可能性があります。
安いフードにはそれなりに「安い訳」があると言えます。
無添加とうたっているフードでも、あまりに安価の場合は、そのからくりを考えてみてください。
猫の食性に応じて選ぶと、新鮮で汚染されていない、無添加の生肉、ねずみなどをまるごと食べるのが、一番のごちそうといえます。
それに準じた、栄養的に適切な、総合栄養食を選びましょう。