
ウェットキャットフードは、「総合栄養食」「その他の目的食」「間食」のいずれかに分類されます。
主食として与えても大丈夫なもの、併用して与えなければならないもの等、種類によって与え方は様々です。
今回は、ウェットフードの与え方について、詳しく紹介していきます。
総合栄養食はウェットキャットフードの中で唯一主食として与えることが可能な製品です。
猫缶で販売されていることが多く、賞味期限も未開封で約3年と長いので、非常食として防災バッグに入れておくことが出来ます。
総合栄養食ですので、基本的にはウェットキャットフードと水のみ与えていれば大丈夫です。
しかし、ウェットキャットフードに飽きてしまう猫や、あまり腹持ちがよくない為ご飯の催促を頻繁にしてくる猫もいます。
そういった猫には、昼はウェットキャットフード、夜はドライキャットフードといった使い分けをしてあげる必要があります。
2-1.フレークタイプ
フレークタイプは、私たちの食べるツナ缶のような形状です。
素材がしっかりしていて食べごたえがある反面、ドライフードと混ぜにくいので、上にふりかけてあげたり、別皿で出す必要があります。
偏食な猫だと、ウェットキャットフードの部分のみを食べて、ドライキャットフードは食べてくれないこともあるので、与える量には注意が必要です。
気持ち少なめに与えて、ドライキャットフードもいつも通り食べてもらえるように配慮しましょう。
2-2.スープタイプ
スープタイプはウェットキャットフードの中でも一番水分が多いです。
別皿に盛ってスープとして出したり、ドライキャットフードを浸けて柔らかくして、歯の弱い猫に栄養価の高いドライキャットフードを食べてもらうといった与え方もあります。
嗜好性もとても高いので、食の細い猫でもよく食べてくれるでしょう。
2-3.パテタイプ
パテタイプはペースト状なので、ドライキャットフードと混ぜやすく絡みやすいです。
その為、あまり食べてくれないドライキャットフードも食べてもらいやすくなります。
お湯にも溶けやすいので、子猫の離乳食や歯の抜けてしまった高齢猫の食事にもオススメです。
間食は少量でカロリーが高いものが多いので、好きな時に好きなだけ与えてしまうと肥満の原因になってしまいます。
猫の躾やご褒美、慰めるとき等、何かキッカケがある時に与えるのがオススメです。
筆者も猫を飼っているのですが、病院から帰ってきた後や爪を切った後に与えるようにしています。
嫌なことをされる→おやつがもらえる→頑張れる
と変換されているのか、あまり暴れられたことがありません。
間食の入っている引き出しを開けると寄ってくるので、ついつい与えたくなってしまいますが、グッと堪えることが大切です。
少量を適度な頻度で与えることで、コミュニケーションをとることが出来、猫との絆を深めることが出来るのです。
ウェットキャットフードを与える際の注意点をしっかり頭に入れて、猫の食生活の管理をしてあげましょう。
また、どのウェットキャットフードも、出してから30分を目途に片付けることがポイントです。
鮮度の落ちたものは美味しくないですし、一度口に付いたものなので雑菌などが繁殖する可能性があります。
猫の体調、年齢、状態を見ながら、その時々に合った量のウェットキャットフードを与えてあげましょう。