猫ごはんを考える会

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水をあまり飲まない猫のためのキャットフードの選び方

猫は元来砂漠地方で暮らしていた生き物です。
そのため少ない水でも問題なく生きていける体質をもっています。
だからといって、あまり水を飲まないと、体内の循環が悪くなり様々な病気のリスクが増えてしまいます。
今回は、水をあまり飲まない猫のためのキャットフードの選び方について紹介していきます。

1.水をあまり飲まないとどうなる?

猫は水をあまり飲まなくても平気な生き物です。
しかし、元々おしっこの回数が少ない上に濃度が濃いので、水をあまり飲まないと一度に排出するおしっこの濃度がさらに濃くなります。
そうすると、尿結石、膀胱炎、慢性腎不全といった泌尿器関連の病気にかかりやすくなります。

猫は一日に必要な量の水分を摂っていても泌尿器関連の病気にかかりやすいと言われています。
水を飲まないことによって病気のリスクがさらに上がると大変ですよね。
また、排出する便も水分が少ないので便秘になりがちです。

そんなときは、飼い主が水を飲んでくれるように工夫をしたり、適切なキャットフードを選んで予防してあげるといいでしょう。

次項では、キャットフードの選び方について説明します。

2.ドライフードとウェットフードどちらがいい?

あまり水を飲まない猫には、ウェットフードがオススメです。
餌自体に水分が70%~80%含まれているので、ご飯を食べながら無理なく水分補給することが出来ます。
高タンパク・高脂質なものが多くカロリーも低めに作られているので、猫本来の食生活に近付けることが出来、病気の予防と同時に肥満予防も出来ます。

また、味の種類や形状が豊富なのもオススメポイントです。
密封パックで1食分ずつ分かれているものが多いので、常に新鮮なものを食べさせてあげることが出来ます。
その分、1ヶ月にかかるコストはドライフードと比べて高くなるのですが、缶詰タイプ・スープタイプは、未開封であれば長期保存が利くので、安く売っているときに買い置きしておきことも可能です。

私も猫を飼っているのですが、やはりウェットフードは食いつきが違います。
いくらいいキャットフードでも、食べてもらえなかったら意味がないですからね。

しかし中にはウェットフードが苦手な猫もいます。
そんなときは、ドライフードをお湯でふやかしてあげたり、ウェットフードと混ぜて食べさせてあげるとストレスなく食べてくれる可能性があります。
なるべく猫が食べやすいように工夫してあげましょう。

3.ドライフード選びのポイント

ウェットフードが苦手な猫は、ドライフードの選び方も工夫する必要があります。
選ぶときのポイントは大きく分けると、

・マグネシウム量が少ない
・食物繊維が豊富
・尿を酸性に保つ原材料が含まれている

の三つです。

マグネシウムは、骨や歯をつくる働きがあり、神経伝達物質の生成や代謝の促進をしてくれるので、生きていく上で必要な成分です。
しかし、腎臓の弱い猫は体内でうまく分解することが出来ないので、有毒物質になり体外に排出出来なくなってしまいます。
水をあまり飲まない猫は特に下部尿路疾患に注意が必要なので、マグネシウム量が0.09%以下のものを選んであげるといいでしょう。

また、水をあまり飲まないと便が硬くなり、便秘になってしまう可能性があるので、便の排出を助ける食物繊維が豊富なキャットフードがオススメです。
食物繊維が豊富なものは、胃の中の毛玉を便と一緒に腸に送る効果があります。
食物繊維は水をあまり飲まない猫に加え、毛玉をよく吐く猫にも優しい成分なのです。

クランベリーやメチオニンDLは、尿を酸性に保つ効果があります。
おしっこがアルカリ性だと泌尿器関連の病気になりやすくなるので、病気予防のためにもこれらの成分が入っているものを意識してあげるといいでしょう。

プレミアムフードは今挙げた三つの条件を満たしているものが多いので、ドライフードを選ぶときの参考にしてみてください。

4.まとめ

水をあまり飲まない猫は意外と多いです。
冬場は特に寒いので、水を飲まなくなる傾向があります。
そんなときは飼い主が気付いて、水分をコントロールしてあげるといいですね。