
ウェットキャットフードを検討されている飼い主さんは、あまりの種類の多さに戸惑ったのではないでしょうか。
ウェットキャットフードは大きく分けると、総合栄養食と一般食と間食の三つです。
今回は、ウェットフードの“一般食”とはどんなものか、詳しく紹介していきます。
一般食は、猫が総合栄養食を食べないときの手助けをしてくれるものです。
パッケージ裏面には、「一般食(ドライフードと併用して与えてください)」「副食」などと記載されています。
総合栄養食を“主食(米)”だとすると、一般食は“主菜(おかず)”のようなものです。
主食だけ食べていれば栄養やエネルギーは適量摂取出来ますが、毎日同じものを食べていると飽きてしまいますよね。
猫もたまにはおかずが食べたくなるのです。
ですので、種類・味・形状が豊富で、嗜好性の高いものが多くなっています。
パッケージもオシャレで安価なものが多いので、思わず手に取りたくなってしまいます。
筆者も猫を飼っているのですが、食が細いときや特別な日には一般食を与えるようにしています。
明らかに食べているときの反応が違うので、その反応が見たくて与えているも同然です。
一般食はそれくらい猫にとっては美味しく作られているようです。
2-1.総合栄養食と併用して与える
一般食だけでは、猫が一日に必要とする栄養を摂取することが出来ないので、総合栄養食と併用して与える必要があります。
一般食はあくまで“おかず”ですので、普段食べているキャットフードの食いつきが悪い時などに、トッピングとして与えてあげてください。
匂いも見た目も猫の食欲を増進させるものが多いので、食の細い猫も食べてくれる可能性が高いですかもしれません。
2-2.カロリーの摂りすぎに注意
一般食は内容量に比べてカロリーが低いので、猫に食事での満足感を与えることが出来ます。
しかし、いくらカロリーが低いと言えど、総合栄養食の食事量を変えないまま一般食を与えてしまうと、カロリーの摂りすぎになってしまいます。
カロリーの摂りすぎは肥満の原因になってしまうので、注意が必要です。
一般食を与えるときは、総合栄養食の量を減らして調整してあげましょう。
一般食を単品で与えることは、猫の栄養補給に適していません。
しかし、総合栄養食と併用して与えることで、より多くのたんぱく質や脂質を摂取することが出来、猫の健康維持に役立ちます。
嗜好性も高いので、普段食べているキャットフード(総合栄養食)の前に少量食べさせたり、混ぜて与えることで食欲を増進させる効果があります。
猫の状態を見ながらキャットフードを上手く組み合わせ、よりよい食生活を送ってもらえるサポートが出来るといいですね。