
初めて猫を飼う方、久しぶりに猫を飼う方、先住猫が出産をした方、子猫を拾った方。
子猫用のキャットフードは種類が沢山あり、どの月齢の猫にどんなものを与えればいいのかわからないですよね。
今回は、そんな子猫用のキャットフードの選び方について紹介していきます。
猫は生まれてから1ヶ月半頃まではミルクで過ごし、1ヶ月半~3、4ヶ月頃までは離乳食、それ以降はドライフードと、人間の赤ちゃんと同様に徐々にステップアップしていきます。
猫が急激に成長するのは、約1歳頃までと言われているので、3、4ヶ月~1歳になるまでの間に子猫用キャットフードを与えるのが一般的です。
母猫がいる場合はミルクのことはお任せし、人間は離乳食からお手伝いするようにしましょう。
今回は3、4ヶ月~1歳になるまでに与える、子猫用のキャットフードの選びかたについて紹介します。
成猫用キャットフードとの一番大きな違いは、カロリー量です。
子猫は成長期(3、4ヶ月~1歳頃)にしっかりとカロリーを摂取して、成猫になるまでの身体づくりをしていかなければなりません。
ですので、子猫用キャットフードは成猫用キャットフードよりも、さらに高たんぱく高カロリーになるよう作られています。
また、もっと食べたい!と思えるよう、味にも工夫が施されています。
成猫用のものに比べて香りが強く、原材料の6割以上が動物系たんぱく質を含んでいるものが多いので、少ない量でも満腹感・満足感を得ることが出来ます。
フードも小粒で食べやすいものがほとんどです。
病気になりやすい体質になるかは、子猫の頃の食事で決まると言われています。
子猫用のキャットフードは成猫用に比べ少し高いですが、この先十数年健康な猫として過ごすことを考えると、専用のものを選んであげることが大切です。
上にも挙げたとおり、高たんぱく高カロリーであることが大切です。
市販の安い子猫用キャットフードは、コストを抑えるため穀物を大量に含んでいる可能性があります。
猫は肉食動物で腸が短いので、穀物を消化することが苦手です。
子猫は特に消化機能が未熟なので、フード選びを間違えてしまうと内臓に負担をかけてしまいます。
いくらカロリーが高いものを選んでも、猫に負担をかけては意味がありませんよね。
そして、主原料(原材料の一番左側)がチキンや魚等のたんぱく質を豊富に含んでいるフードは、満腹感も得やすく消化吸収に優れています。
しかし、ミートミール、○○粉といった表記のものは、動物の死骸や肉の生ごみといった、食べることを想像するだけで嫌になるような低品質なたんぱく質を含んでいるものなので避けましょう。
主原料がチキンや魚で、無添加無着色、ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれた栄養価の高いキャットフードがオススメです。
こういったフードを探していると、市販のものに比べて少々値段が張ることがわかると思います。
しかし、身体をつくるのに一番大切な子猫の時期ですから、ちゃんとしたフードを選んであげてください。
飼い主のあなたは、猫にとって育ての母です。
子猫時代のキャットフード選びは、この先十数年猫を飼っていく中で一番大切なポイントです。
少しでも長く一緒に過ごすために、子猫のときから猫の健康を意識してキャットフードを選んでください。