
1.少しずつ食べるのは特徴のひとつ
猫のご飯は気まぐれ。
個体差はありますが、よそった分だけ食べきる猫もいれば、少し食べては残し、を繰り返す猫もいます。
そんなとき、「この残ったキャットフードはいつのもの?」「口をつけてからだいぶ経っているけどまだ食べられる?」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
基本的には、キャットフードは食べ残さない事が一番です。
今回は、そんな食べ残しキャットフードにお困りの方へ、対処法をご紹介します。
2.キャットフードはどのくらいまで置いておけるのか
人のご飯と同じように、キャットフードもしばらく放っておけば風味も落ちます。
ドライフードなら一時間、ウェットフードなら二十分を目安にお皿を下げると良いでしょう。
ドライフードは長時間置いておけることに特化していますが、いつまでも置いて良いわけではありません。
食べ終わるまでずっと見ていられれば良いのですが、出勤前の時間は何かと忙しいかと思います。
そんなときは、自分の生活リズムの中にフードをあげる時間を決めて組み込むと良いでしょう。
たとえば、家を出る時間からフードの放置時間を逆算して与え、出るときにまだ残っていたら片付ける、といった行動を日課にすると、毎日新鮮なフードを与えることができます。
多頭飼いの方は、猫の性格によってはフードを食べた猫と食べていない猫が分かれるかもしれません。
そうなると、食べ終わるまで見てあげる時間を飼い主さんが作るのが一番良いでしょう。
食べ終わるまでは数分だと思いますので、大切なコミュニケーションの時間と思って見届けてあげてください。
3.愛猫が食べきれる量を知る
理想は、食べ残さないことです。
どうしても残してしまうのであれば、まず愛猫の食べる量を知るところからスタートしてみましょう。
しばらく同じ量を入れてみて、同じくらい残ってしまうようなら、その分を減らすとちょうどよくなるはずです。
とくにウェットフードは傷むのが早いので、残してしまう場合は先に分けておくと良いでしょう。
小皿に取り分けてラップをするか、そのままラップに包んで冷蔵庫に入れておくのが安心です。
一度開けてしまったウェットフードはあまり常温で放置して良いものではありません。
こうしておけば捨てるフードの量も減りますから、最終的には経済的にもやさしくなります。
キャットフードに記載している量はあくまでも目安として考え、愛猫が食べられる量をこちらも知ることが一番おいしいキャットフードを与えられるコツです。
4.ベストなキャットフードが見つかるまで
いかがでしたでしょうか。
食べ残しをしても対処次第では解決できることがほとんどです。
あとは、与えているキャットフードを思いきって変えてみるのも良いかもしれません。
猫は味覚というより嗅覚で判断するといわれているので、今までと全く違うタイプのフードにしてみると急に食い付きが良くなることもあります。
こういった変化にいち早く気付いて、気持ちよく完食してくれるキャットフードを見つけられると良いですね。