猫ごはんを考える会

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

ウェットキャットフードのメリット・デメリット

猫を飼っている方は主食として、ドライキャットフードかウェットキャットフード(総合栄養食)を与えていると思います。
どちらのキャットフードも猫の主食に適していますが、それぞれのキャットフードの利点と欠点をきちんと把握しておく必要があります。
今回は、ウェットキャットフードのメリット・デメリットについて解説します。

1.ウェットキャットフードのメリットとは?

1-1.水分量が多い
ドライキャットフードの水分量は10パーセント前後ですが、ウェットキャットフードは約8倍の80%もの水分を含んでいます。
猫は水分を摂るのが苦手な生き物なので、便秘や尿道結石になりやすいです。
しかし、水分の多いウェットキャットフードを与えることで、これらの病気を予防することが出来ます。

1-2.消化にいい
ウェットキャットフードは、高たんぱく高脂質で低カロリーなものが多いです。
猫は肉食なので、ウェットキャットフードの主原料の肉や魚は、本来の食生活にとても合っています。
穀物などの炭水化物の消化は猫に負担をかけてしまいますが、たんぱく質の消化は得意なのです。

1-3.嗜好性が高い
食感が生の肉や魚に近く、香りも強いものが多いので、ドライキャットフードと比べると食いつきが全然違います。
ドライキャットフードを食べてくれないときのトッピングとして使うことで、食欲を増進させる効果があります。
種類も豊富なので、猫の好みに合わせて味を変えてあげることが出来るのも嬉しいポイントです。

1-4.未開封で長期保存が可能
未開封の場合、猫缶タイプは約3年、レトルトタイプは約2年と長期保存が可能です。
一食食べ切りタイプのものが多いので、常に新鮮な状態のものを食べさせることが出来ます。
コンパクトなものが多いので、防災用のカバンに猫の非常食として入れておくのもいいのではないでしょうか。

2.ウェットキャットフードのデメリットとは?

2-1.栄養価が低い
総合栄養食と記載があるものは別として、ウェットキャットフードの多くは栄養価が低いです。
一般食、副食などと記載されているものは、ドライキャットフードと併用して与えることが推奨されています。
一食分として与えてしまうと、一日に必要な栄養が足りなくなってしまうので、与える際には注意が必要です。

2-2.腹持ちが悪い
消化にいいことをメリットとして挙げましたが、裏を返せば腹持ちが悪いということです。
運動量が多い成猫は、ウェットキャットフードだけを与えるのではエネルギー不足になってしまう可能性があります。

2-3.虫歯になりやすい
柔らかく、食べる時に噛む力があまり必要ないので、噛む力が弱くなる可能性があります。
また、歯にくっつきやすいので、虫歯のリスクも高まります。
口臭や口内炎などにも注意が必要です。

2-4.添加物が多い傾向にある
長期保存を可能とする為、防腐剤や酸化防止剤などの添加物を大量に使っている場合があります。
添加物は猫にとってあまりよくない成分なので、ウェットキャットフードを選ぶ際は、添加物が少ないものを選ぶことをオススメします。

2-5.価格が高い
一食あたりに換算すると、ドライキャットフードに比べ高いです。
たまにトッピングとして与える分には、そこまで家計を圧迫しませんが、毎食ウェットキャットフードを与えるとなると、ドライキャットフードの約3倍もの値段になります。
また、若いうちからウェットキャットフードを主食にしてしまうと、ドライキャットフードを全く食べなくなってしまう可能性があるので、高齢猫になるまではなるべくドライキャットフードと併用して与えるのがいいでしょう。

3.まとめ

ウェットキャットフードのメリット・デメリットをきちんと把握し、猫の状態に合わせ上手く活用してあげることが大切です。
飼い主が猫にとってバランスのいい食事を考え、快適な食生活を送ってもらいましょう。