
キャットフードには様々な種類がありますが、その中でも猫種別になっているものもあります。
その猫種に特化したものですので、なんとなく良さそうな感じがしますが、一体どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、猫種別専門のキャットフード(ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用キャットフード)について、詳しく解説していきます。
1-1.ペルシャ猫
・毛が長い(毛色は猫の個体による)
・目の色は赤銅色
・足が短い
・大きな丸顔で目が離れている
・鼻が短くつぶれている
・ずんぐりと丸い体型
1-2.チンチラ
・毛が長い(毛色はゴールドか、白に近いシルバー)
・目の色はエメラルドグリーンやブルー
・目の周りの皮膚が黒く、アイラインを引いているよう
・足が短い
・ペルシャと比べると少し鼻が高い
・皮膚と肉球の色が黒い
・ずんぐりと丸い体型
1-3.ヒマラヤン
・毛が長い(毛色はシャム猫に近く、ポインテッド)
・目の色はブルー
・足が短い
・ペルシャと比べると少し鼻が高い
・ずんぐりと丸い体型
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤンは違う名前の猫種ですが、ペルシャをルーツとしており、毛色や目の色で区別されています。
3種類とも毛が長く、毛づくろいを自力で完璧にすることが出来ません。
その為、飼い主が毎日かかさずブラッシングしてあげる必要があります。
毛が長いのでグルーミングをした際、胃の中に毛が溜まりやすく、毛球症になりやすいです。
また、膀胱炎や尿路結石等の下部尿路疾患にもかかりやすいです。
多発性のう胞腎(PKD)という腎臓に腫瘍が出来る病気も、50%の確率で遺伝していると言われています。
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤンは毛が長いので、毛玉ケアに特化したキャットフードを選んであげることをオススメします。
短毛な猫は上手に毛玉を吐き出すことが出来ますが、長毛の猫は毛玉を吐き出すときに喉につかえてしまう可能性があります。
ですので、胃に溜まった毛玉を便と一緒に排出することが出来る、食物繊維が含まれているキャットフードを選んであげましょう。
また、どの猫も鼻が低く舌の裏を使ってフードを食べる特徴があるので、食べやすい形状のキャットフードを選んであげることが大切です。
アーモンド型のキャットフードは、鼻が低い猫でも食べやすいのでオススメです。
さらに、高タンパク高脂質なキャットフードを選んであげることで、毛艶を維持することが出来ます。
ブラッシングや入浴と、キャットフード選びを上手く組み合わせて、長毛種特有の綺麗な毛並みを維持してあげてください。
長毛種の猫は年中抜け毛があるので大変ですが、もふもふした手触りがたまりませんよね。
その美しい毛並みを維持し、様々な病気を予防する為には飼い主さんの協力が必要不可欠です。
猫の為にもキャットフードを上手に選んであげましょう。