
飼っている猫の食欲がないと心配になりますよね。
猫は野生の時の名残でキャットフードを何回かに分けて少しずつ食べたり、偏食することもありますが、全く食べないとなると病気の可能性も考えられます。
ただの食欲不振なのか、病気による食欲不振なのかキチンと見分けて対応をしてあげたいですね。
今回は、猫がキャットフードを食べないときに考えられる原因と、キャットフードを食べてもらう方法を紹介します。
猫がキャットフードを食べていない時間はどのくらいですか?
一食食べなかっただけなら問題ありません。
猫が元気なようなら次の食事の時間まで様子見しましょう。
通常の半分程の量しか食べていない場合は食欲不振と言えますが、日によって食べる量にムラがあるのでこちらも一旦様子見しましょう。
しかし、子猫で12時間、成猫で24時間一切なにも食べていないのは大変危険です。
そういう状態の猫は元気がなくグッタリしていると思うので、直ちに病院に連れていきましょう。
2-1.キャットフードの味が気に入らない
猫は美食家なので、キャットフードの味が気に入らないと食べてくれなくなってしまいます。
肉味、魚味、どちらの方が食いつきがいいか把握しておく必要があります。
食べなくなるたびキャットフードの種類を変えてしまうと、ワガママな性格になってしまうので注意してください。
今与えているキャットフードにウェットキャットフードを混ぜたり、ふりかけをトッピングすることで食べてくれるかもしれません。
2-2.食欲がない
湿気の多い梅雨や夏場は猫も夏バテすることがあります。
夏バテすると食欲がなくなるので、キャットフードをあまり食べてくれなくなります。
猫の過ごす居室を除湿したり、快適な気温に保つことで夏バテは予防することが出来るので、そろそろ暑いかも?と思ったらエアコンを点けっぱなしにするなどして対策しましょう。
2-3.ストレス
猫も人間と同じように、強いストレスを感じると食欲不振になります。
大きな音がする空間に長時間いた、長時間移動をした、引越しをした、病院に連れて行った、無理矢理お風呂に入れた等、なにか猫にストレスを与えていないか考えてみましょう。
ストレスの原因を取り除くことで、食欲も戻ってきます。
2-4.歯周病
口内炎が出来ていたり、歯がグラグラしているときはキャットフードをあまり食べてくれなくなります。
歯周病になっているときは口臭もきつくなるので、病院で歯石をとってもらいましょう。
2-5.その他の病気
風邪をひいたり、消化器系の病気にかかっても食欲がなくなります。
猫の様子も明らかに元気ではなくなりますし、体温も高くなりますので、なるべく早めに病院に連れていきましょう。
病気だった場合は、病院で治療をする必要があります。
キャットフードの与え方は獣医の指示に従いましょう。
それ以外が原因だった場合は、キャットフードの味を猫の好みのものに変更したり、食いつきがよくなるように工夫してあげましょう。
普段ドライキャットフードを与えているのでしたら、ウェットキャットフードをプラスして与えてみたり、ドライキャットフードにふりかけをトッピングしてあげてください。
猫は匂いにつられてご飯を食べるので、工夫によって食べてくれるかもしれません。
飼い主さんの手から少しずつ食べさせてあげるのも効果的です。
猫の食欲不振には、何かしらの原因があります。
普段から猫をよく観察しておくことで、ただの食欲不振なのか、病気なのか見分けることが出来ます。
排泄物や水を飲む量と合わせて、キャットフードの食べ具合も毎日チェックしてあげてください。