
猫はキャットフードを小分けにして食べる習性があります。
その習性の理由は後ほど説明しますが、食べ残したキャットフードは食べるまでそのままにしていいのか、食べるのを待たずに捨てるべきなのか迷いますよね。
今回は食べ残したキャットフードはどうするかについて、詳しく解説していきます。
猫は野生時代、自分で狩りをしていました。
狩りに失敗すると何日も食糧にありつけないので、狩った獲物を何日かに分けて食べていました。
その名残で今もムラ食いすると言われています。
ムラ食いは猫の習性なので特に問題はありませんが、飼い主が適切な量を与えることで改善することがあります。
また、キャットフードの種類やキャットフードを与える際の器の種類が変わっても、食べ残しをすると言われています。
キャットフードや器を変えてから連日食べ残すようなら、元に戻してあげてください。
ドライキャットフードは置き餌には適していますが、長時間空気に触れることで酸化が進んでいきます。
また、湿気の多い季節だとキャットフードが湿気を吸って食感が変わってしまいます。
「乾燥しているし1日くらいなら放置していても大丈夫か。」と思いがちですが、猫の口に付くことで見えない雑菌が繁殖していくので注意が必要です。
ウェットキャットフードは、水分量が多いのでとても傷みやすいです。
半日放置しておくだけで、色やニオイが変わっていることもあります。
間違って猫が食べてしまうと、下痢や嘔吐の原因になるので置き餌は絶対にやめましょう。
3-1.ドライキャットフード
ドライキャットフードは空気に触れることで酸化が進み、美味しそうな香りも飛ぶので、長時間置いていたところで猫が食べてくれるとは限りません。
ですので、置きっぱなしにしておくのは長くても半日を目安にしましょう。
出来れば1時間以内に片付けることがベストです。
3-2.ウェットキャットフード
ウェットキャットフードは傷みやすいので、出してから30分を目安に片付けましょう。
直射日光が当たる場所でキャットフードを与えると、さらに傷むスピードが早くなるので、片付けるタイミングの他に与える場所にも気を配る必要があります。
ドライキャットフードもウェットキャットフードも、一度下げたものは再利用せず、勿体ないですがゴミとして処分してください。
猫の一度に食べる適量が分かれば処分する量も減ります。
キャットフードの適量が見つかるといいですね。
以上が食べ残しを放置するデメリットや、片付ける時間の目安です。
しかし、食べ残したキャットフードの酸化や腐敗が心配だからといって、すぐに器を下げる習慣をつけてしまうと、キャットフードを取られないように慌てて食べる癖がついてしまいます。
早食いは猫の胃腸に負担をかけてしまう可能性があります。
今回紹介したのはあくまで目安なので、キャットフードを下げるタイミングは猫の様子を見ながらにしてあげましょう。