猫ごはんを考える会

子猫用から成猫用キャットフードへ変えるタイミング

子猫を飼い始めて数か月、大きさも成猫と殆ど変わらなくなってきたのではないでしょうか。
ステージ別のキャットフードを与えている飼い主さんは、いつ子猫用から成猫用に変えればいいのか、タイミングに悩んでいませんか?
今回は、キャットフードを子猫用から成猫用に変えるタイミング、切り替えるときの注意点について解説していきます。

1.子猫用と成猫用のキャットフードの違い

1-1.カロリー量
一番大きな違いは、カロリー量です。
成猫が一日に必要とする餌の量は、体重×80kcalで計算されますが、子猫の場合は体重×100~200kcalで計算します。成猫の約2倍の量です。

子猫は1歳になるまでの1年間で、人間でいう20歳まで年をとります。
成長するためには、カロリーを沢山摂取する必要があるのです。

1-2.栄養密度
子猫は抵抗力が低いので、成猫になるまでの間に徐々に免疫機能を発達させる必要があります。
子猫用キャットフードには、ビタミン・ミネラル・必須脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれているので、自然と抵抗力を補うことが出来ます。
また、これらの成分には骨や筋肉の形成を高める要素が備わっています。
高い栄養素が、子猫の急激な成長をサポートするのです。

成猫用のものにもビタミン・ミネラルなどの栄養素が含まれていますが、どちらかというと健康な体を維持する目的なので、子猫用ほど豊富ではありません。

1-3.フードの粒の大きさ
子猫の歯はまだ未発達で口も小さいので、フードは硬すぎず小粒に作られています。
成猫用のフードは食べごたえを出す為、子猫用のフードに比べると大粒で硬いものが多くなっています。
硬いフードは歯周病を予防する効果もあります。

子猫用は食べやすさを重視、成猫用は食べごたえを重視しているのが特徴です。

2.切り替えは大体いつごろが目安?

子猫の成長は約1年で落ち着くと言われています。
そのため、1歳頃を目安に成猫用キャットフードに切り替えていきましょう。

野良猫を保護した場合、猫の年齢がわからないと思いますが、乳歯から永久歯に生え変わるのが大体6~8ヶ月なので、歯の様子を見て決めるのが簡単です。
もっと正確に知りたい場合は、獣医さんに聞いてみることをオススメします。

成長が緩やかになる10ヶ月頃を目安に、徐々に成猫用キャットフードの割合を増やしていき、1歳になる頃には成猫用キャットフードに完全に切り替わるのが理想的です。
しかし、あくまで理想ですので、体重があきらかに減ってしまったり、体の小さい猫の場合は無理に1歳までに成猫用キャットフードに変える必要はありません。

猫の様子を見ながら徐々に変えていくことが大切です。

3.変えるときの注意点

猫は野生の名残で、初めて見るものに警戒心を持つ生き物です。
今日で1歳だから!といきなりキャットフードを変えてしまうと、警戒して食べてもらえない可能性があります。

10ヶ月頃から少しずつ子猫用キャットフードに成猫用キャットフードを混ぜていき、徐々に味を慣らしてあげる必要があります。
与える回数も、1日3回から2回に変えていかなければならないので、間隔を少しずつ空けていきましょう。

去勢・避妊手術をした猫は、していない猫に比べて太りやすい傾向にあるので、食事の量もしっかり調整しなければ肥満になってしまいます。
猫の体重・体調を見ながら、キャットフードを切り替えていくことが大切です。

4.おわりに

子猫用のキャットフードから、成猫用のキャットフードに切り替えるのは、思っているより時間と労力がかかります。
今回成猫用に上手に切り替えることが出来ても、数年後にはシニア用に切り替える必要があります。
その練習だと思って、ゆっくり時間をかけてフードを変えていきましょう。
子猫から成猫用キャットフードへの切り替えは、飼い主さんに猫を育てる責任を自覚してもらう、良い機会でもあるのです。

今は生涯餌を変える必要がない“全年齢用キャットフード”といった商品も選択肢の一つにあります。