猫ごはんを考える会

猫が皮膚病になったら?予防とキャットフードの見直しでできる事

1.普段の何気ないしぐさでサインに気づく

皮膚病と一言でまとめてもさまざまな症状があります。
すぐに気づくものもあればよく見ないとわからないものもあり、知らないうちに悪化していたというケースもあるのです。
猫と同じ言葉を話せるなら直接症状を聞けますが、そういうわけにもいきません。ですから、日頃のクセや動きを見て何か異変はないか、私たちが気づく必要があります。
今回は猫の皮膚病の一部をご紹介するとともに、皮膚病を患う猫に適したキャットフードをご紹介します。


2.猫の皮膚病とは

(1)症状
主にフケや毛抜け、ニキビのような発疹がでるものがあります。
フケは普段あまり目立たないくらいに発生することはありますが、目立つくらいになってくると病気の可能性があります。ニキビは小さいものだと普段の様子をよく見ていないとわからないかもしれません。
これらは人でもよく見られる症状ですのでそんなに不安にならないかもしれませんが、重度のものだと耳などの薄い皮膚が脱落してしまうような病気もあるので油断はできません。

(2)原因
皮膚病は、ダニやノミ、食物アレルギーによって発症することがあります。ダニなどの場合はブラッシングの時に気づく事ができます。抜けた毛をよく見て小さな黒い粒が入っていたら、それはダニのフンと思って良いでしょう。
毛づくろいの時に同じ場所ばかりをなめていたりするとそれはサインの一つなので、些細な変化に気づいてあげてください。毎日のコミュニケーションの中にヒントがあるのです。


3.どんなキャットフードを与えたら良い?

食物アレルギーが原因で皮膚病になってしまったら、食事改善で症状が軽くなることもあります。
かかりつけ獣医の指示のもと、買うのが一番良いのですが、「皮膚疾患用」と書かれたキャットフードもいくつか販売されているのでそれを与えるのも良いでしょう。
いわゆる療法食とよばれるもので、一般的なキャットフードよりも原材料にこだわりながら、それぞれの病状にあわせた成分が配合されているのです。
皮膚病ならイノシトール、ナイアシンといった皮膚のバリア機能を維持する効果のあるものが含まれています。
また、アレルギーの出やすいトウモロコシや小麦などの原材料を入れずに作っているのも特徴の一つです。

療法食を買うほどではないなら、まずはプレミアムフードに変えるのも効果的です。
療法食のように病状に合わせて作られてはいませんが、アレルギーの出やすい穀類を控え、肉や魚といった材料をメインに作られています。
とくに「グレインフリー」と書かれているものは穀物不使用のキャットフードを意味し、食物アレルギーを避けたい方におすすめです。

皮膚や被毛には脂肪酸が適しており 、主にオメガ3、オメガ6とよばれる脂肪酸が大事で、皮膚炎の予防や毛艶、毛並みも含めて皮膚をきれいに保つ事に効果的なのです。
キャットフードを購入する時の参考にしてみてください。


4.異変に気づいたら早めの対処を

いかがでしたでしょうか。
一番怖いのは、素人判断で「このくらいなら大丈夫だろう」と決めつけて何もしない事です。私たちが思っているよりも猫は繊細で、専門家にしか気づけない症状がたくさんあります。家族である私たちにできるのは、普段の愛猫の様子をよく知り、異変に気づくことです。

そして早い段階で改善策をみつけることが、健康を維持する秘訣ではないでしょうか。普段のお世話やキャットフードを変えるだけで少しでも良くなるのなら、まず目の前のできることから変えていってみてください。