
キャットフード売り場には、ドライキャットフードやウェットキャットフードの他に、猫のおやつも置いてあります。
沢山の種類があるので、どのようなものを選び、どんな時にどのくらいの量を与えれば良いのか迷いますよね。
今回は、キャットフード以外におやつをあげてもよいのかという疑問を紐解いていきます。
猫の食生活におやつが必要かという疑問ですが、総合栄養食を食べることで栄養は足りているので必要ではありません。
しかし、それは私たちの食生活にも言えることですよね。
朝昼晩の3食きっちり食べることで、栄養は十分摂ることが出来ますし、栄養を考えておやつを食べている方はいないと思います。
おやつは嗜好品、気分転換の目的で食べるものです。
猫におやつをあげる目的も同じく、気分転換とコミュニケーションのためです。
いくら栄養が足りているからと言って、毎日同じものを食べていては飽きてしまいます。
猫もたまにはいつもと違うものを食べたくなるのです。
また、おやつをあげるという行為は、猫とコミュニケーションをとることが出来ます。
器で与えるキャットフードと違い、おやつは手で与えるタイプのものが多いので、猫を間近に感じることが出来ます。
猫も好きなおやつはゴロゴロ喉を鳴らしながら食べてくれるので、とても幸せな気分になれます。
どんなおやつが好きかな?とキャットフード売り場を見て回るのも楽しいです。
おやつ=コミュニケーションツール と言えるでしょう。
猫のおやつを選ぶ時、栄養を考える必要はありません。
添加物が入っているものでも、毎日大量に食べるわけではないので、主食のキャットフードを選ぶ時ほど気にしなくて大丈夫です。
先述したとおり、おやつ=コミュニケーションツールなので、猫の好みの味、形状のものを選ぶといいでしょう。
また、市販のものでなくても、自宅にある鰹節や茹でたささみをおやつとして与えるのもオススメです。
人間が食べられるものなので安心安全ですし、市販のものに比べたらカロリーは低いです。
肥満の猫にはローカロリーなおやつを手作りするのもいいかもしれませんね。
ただし手づくりのおやつを与える場合には、猫が食べてはいけないものに気を付けてください。
そして、人間が食べる食事をそのまま猫に与えると塩分の過剰摂取になりますので、味付けはほとんど必要ありません。
おやつをあげるタイミング
猫におやつをあげるタイミングは、「何かあったとき」がオススメです。
折角のコミュニケーションツールなので、活用しない手はありません。
爪を切ったあと、ブラッシングしたあと、お風呂に入ったあと、病院に行ったあと等におやつを与えることで、猫が苦手とするそれらの行動はおやつを貰える嬉しい行動に変わります。
いっぱい遊んだあとに、遊んでくれてありがとうという意味で与えるのもオススメです。
遊んでくれておやつもくれる飼い主のことを、猫は大好きになってくれます。
おやつを与える時間は、食事の間の時間帯がいいでしょう。
食前に与えてしまうと、キャットフードフードを食べてくれなくなる可能性があります。
また、食べる姿が可愛いからといって好きなだけおやつを与えていると、肝心なキャットフードを食べてくれなくなったり、太りすぎてしまう可能性があります。
ですので、飼い主が甘やかしすぎないことが大切です。
おやつは飼い主の与え方によって、良いコミュニケーションツールになったり、ただの肥満促進剤になったりします。
可愛いがる=甘やかす ではありません。
おやつを上手く活用して猫との絆を深めましょう。