
「そろそろミルクを卒業してキャットフードに切り替えたい。」
「今まで与えていたドライキャットフードを最近食べにくそうにしている。」
このような悩みを持つ飼い主さんは、ウェットキャットフードを検討しているのではないでしょうか。
実は、ドライキャットフードをふやかすことでも、これらの悩みを解決することが出来るのです!
今回は、ドライキャットフードのふやかし方について、詳しく紹介していきます。
ドライキャットフードをふやかす手順は、簡単3ステップです!
1-1.猫の月齢にあった量のキャットフードを器に入れる。
ふやかすとカサは増えますが、いつも通りの量で問題ありません。
水につけることを考えると、深めの容器がオススメです。
1-2.ドライキャットフードが浸かるくらいのぬるま湯を入れる。
全体に水が浸かるように、平らにならしましょう。
水でも大丈夫ですが時間がかかるので、ぬるま湯がオススメです。
熱湯だともっと早くふやかすことが出来ますが、猫が食べられる温度に冷めるまでに時間がかかります。
また、キャットフードに含まれる栄養素が熱によって破壊されてしまう可能性があるので注意が必要です。
1-3.柔らかくなっているか手で触って確認する。
水の場合は約30分、ぬるま湯の場合は約5分程度で柔らかくなります。
キチンと柔らかくなっているか、猫が火傷しない温度になっているか(人肌程度)、手で触って確認しましょう。
2-1.総合栄養食
ドライキャットフードは総合栄養食なので、主食として与えることが出来ます。
ウェットキャットフードにも総合栄養食はありますが、ドライキャットフードに含まれている栄養価の方が高いことが多いです。
2-2.猫が食べ慣れている味
新しい餌を警戒して食べてくれない可能性もあるので、食べ慣れているキャットフードをふやかしてあげる方が、お互いに安心です。
2-3.価格を抑えることが出来る
ウェットキャットフードは安いものでも一食あたり約25円です。
ドライキャットフードは安いものだと一食あたり約6円なので、約4倍も違います。
ただし、双方安すぎるものだと粗悪な材料を使っていたり、適正な栄養が含まれていない可能性があるので注意が必要です。
良質なものを安価で…と考えるのであれば、ドライキャットフードをふやかして与えることがオススメと言えるでしょう。
また、ウェットフードは比較的低カロリーなので、猫の必要カロリー分与えるとなると、経済的に負担がかかります。
3-1.子猫・高齢猫
ふやかしたドライキャットフードはとても柔らかいので、歯が未発達な子猫の離乳食や、歯が弱った高齢猫の療養食として与えることが出来ます。
ふやかす時間を短くすることで、ある程度歯ごたえを残すことも出来るので、状態に合わせて調整してあげましょう。
3-2.体調の悪い猫
ドライキャットフードをふやかすことで、香りが強くなるので、体調が悪く食欲のない猫でも食べてくれる可能性があります。
また、ふやかすときに水を使うので、餌を食べると同時に水分補給をすることが出来るのでオススメです。
4-1.必ず水または、ぬるま湯を使おう
フードが変質してしまう可能性があるので、水やぬるま湯を使ってふやかすようにしましょう。
どうしても猫が食べてくれないときは、スープタイプのウェットキャットフードを使ってあげるのも一つの手ですが、それ以外を食べなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
4-2.一食で食べ切れる量をふやかそう
ふやかしたキャットフードは鮮度が落ちるので、一度に大量にふやかして保存しておくのではなく、手間はかかりますが一食毎にふやかしてあげましょう。
特に夏場は傷みやすくなるので、出してから30分経っても食べない場合は、もったいないですが処分しましょう。
4-3.適度な硬さに調整しよう
柔らかいキャットフードは食べやすく消化にもいいですが、顎の力が弱くなってしまいます。
噛む力が残っているときは、少しだけ歯ごたえが残るようにしてあげるなどの調整が必要です。
自力で噛めるうちは、そのままの状態で与えてあげることが大切です。
キャットフードの与え方の工夫をするには、猫の健康状態を日々観察することが大切です。
飼い主が手間暇かけてくれていることは、必ず猫にも伝わります。
ふやかしたものを食べてくれない場合は、キャットフードを変えてみるのも一つの手です。
猫にとって美味しく食べやすい食事をさせてあげられるといいですね。