
胃腸が弱い猫は、食べられるご飯が限られてしまう場合が多いです。
消化の良さが大きく関係しますし、成分をよく見ずにキャットフードを与えると、知らないうちに悪化させてしまう可能性もあります。
キャットフードに含まれる成分が消化性の悪いもののために胃腸へ負担をかけているケースも多く見られますし、化学的な成分が大きな負担をかけていたりもします。
消化は胃腸に直結する事ですので、キャットフードを選ぶ時には消化性の良さに着目するのがとても重要です。
今回は、そんな胃腸が弱い猫のためのキャットフードをご紹介します。
ポイントは、前述にもあるようにいかに消化の良いものを選ぶかです。
ですので、まずは消化の悪い成分を探してそれらの入っていないキャットフードを見つけると良いでしょう。
避けたいものとして成分表でよく見るのは、とうもろこしや小麦です。
これらは猫にとって不要な成分であり、もともと吸収しやすい体にできていないために消化しにくいのだともいわれています。
また、とうもろこしは食物アレルギーを起こす可能性が高い成分でもありますので、負担を少しでも軽くするのであればまず気にした方が良い成分ですね。
ほかにも「動物性油脂」という表記があるものも避けた方が良いです。
その内容は何なのかが不明確であると同時に、油脂は酸化が早いのでこれがあることによって製造段階で酸化防止剤が多く含まれている可能性が高いのです。
酸化した食べ物や酸化防止剤のような化学保存料は、消化に悪い事でも挙げられています。
健康な猫でも避けたい成分ではありますが、これらを胃腸の悪い猫に与えたらと思うとゾッとしますね。
腸内環境を整える、繊維質のものが含まれたキャットフードがおすすめです。
食物繊維が豊富で消化に良いものの代表は、サツマイモです。
胃腸が弱い猫用のキャットフードには、だいたいサツマイモを主成分として推奨しているものが多く見られます。
サーモンも消化性が良いものとして挙げられ、チキンなどの肉が主成分のものも良いのですがサーモンだとより消化性が優れたキャットフードであるといえます。アレルギー反応を起こす可能性が低いという利点もありますので、より安全なものを選びたい場合はサーモンがおすすめです。
また、主に避けたい成分として穀類を挙げました。
キャットフードの中でも「グレインフリー」と書かれたものは、穀類を使わずに作られたものですので、穀類を避けたキャットフードを選ぶ時の目安にしましょう。
穀類を使っていない分、消化吸収に優れたタンパク質を含むものを主成分としているので、避けるべきものを避けながら消化の良いものを摂れるおすすめのキャットフードです。
たくさんのキャットフードが売られている中、成分をよく見てみると良いものばかりが入っているわけではない事がよくわかります。
私たちが食べて判断できるようなものではないので、買う前にいかに成分を見極められるかがポイントになります。
もちろん獣医の指示のもと、おすすめのキャットフードがあればそれが良いですし、あとは家で愛猫の状態をいかに観察するかも大事です。
胃腸の弱い猫であれば便にも状態はあらわれますし、獣医へ経過を報告する目安にもなるでしょう。
少しでも早く改善するためにも、まずはキャットフードを見直すところから始めてみてはいかがでしょうか。