猫ごはんを考える会

キャットフードに含まれている糖質の量

猫は本来肉食動物ですので、基本的には糖質は必要ありません。
多くの飼い主さんは、市販のキャットフードを主食として与えていると思いますが、キャットフードに糖質が含まれているのか意識したことはあまりありませんよね。
今回はキャットフードに含まれている糖質の量について、詳しく解説していきます。

1.猫にとって必要な栄養素とは

1-1.タンパク質
肉食の猫の最重要となる栄養素はタンパク質です。
特に動物性のタンパク質は、猫のエネルギー源となるので重要です。
動物性タンパク質は、肉や魚から摂取することが出来ます。
キャットフードにも大抵含まれている栄養素です。

1-2.脂質
脂質も猫にとっては重要な栄養素の一つです。
脂質はタンパク質と同じく、エネルギー源になる物質です。
筋肉に影響する他、脳の働きをよくする効果があります。
また、少ない量でも満腹感を得ることが出来るので、タンパク質と脂質がバランスよく配合されたキャットフードは肥満予防にオススメです。

1-3.カルシウム
カルシウムは歯や骨の形成に重要な栄養素です。
リンと一緒に摂取することで、リン酸カルシウムとなり、猫の体内でよりよい働きをしてくれます。
リンとカルシウムの摂取バランスは、1:1.2~1.5と言われています。
リンはタンパク質に多く含まれているので、カルシウムが多めに入ったキャットフードを選んであげるといいでしょう。

2.糖質を過剰摂取するとどうなる?

糖質は主に炭水化物に含まれている成分です。
人間は炭水化物(糖質)をエネルギー源としますが、先述したとおり猫のエネルギー源はタンパク質です。
猫は腸が短く穀物を消化するのが苦手な動物なのですが、糖質の消化も苦手としています。
なぜなら、猫は消化酵素アミラーゼというものを体内に十分に持っていないからです。
未消化の糖質は体内に留まり肥満の原因になってしまう他、消化器官にも負担をかけてしまいます。
猫の負担を減らしてあげる為にも、糖質が極力含まれていないキャットフードを選んであげましょう。

3.キャットフードに含まれている糖質量を知る方法

実は、キャットフードの成分表を見ても“糖質”や“炭水化物”の表示はされていません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の調査基準に、炭水化物の項目がない為です。
では、キャットフードの糖質量を知るにはどうすればいいのでしょうか。
以下に、糖質量を簡単に算出する計算式を紹介します。
100%-水分量%-タンパク質%-脂質%-灰分%=炭水化物% 炭水化物%-食物繊維%=糖質% です。
複雑な計算式ですが、覚えておくとキャットフード選びの際役に立ちます。
時間があるときに一度計算してみるといいですね。

4.猫にとって適切な糖質の量とは?

では猫の適切な糖質の摂取量はどれくらいでしょうか。
糖質の量は総カロリーの半分以下が望ましいといわれていますが、なるべく30%前後のものが良いでしょう。
なかには35%以上炭水化物が含まれていても問題はない、という説もあるようですが、これについてはっきりとした答えは見つかっていないようです。
ですが、炭水化物の多い食事が猫の食性に適していないことは確かです。
あまりにも安価で原材料に穀物がメインで使われているキャットフードの中には、炭水化物の数字が40%以上のものもありますので、そういったものはなるべく避けてくださいね。

5.おわりに

キャットフードを選ぶときに気をつけたいポイントは沢山あります。
含まれている糖質量もそのポイントのひとつです。
キャットフードは猫の生涯の主食となるものなので、きちんとしたものを与えてあげましょう。