猫ごはんを考える会

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早めの対応がカギ!泌尿器症候群に対応したキャットフードとは

1.どの猫にも発症する可能性がある病気

泌尿器症候群は、通称「FUS」と表記されることもあります。
この症状ですぐに思い浮かぶものに尿結石があり、とくに雄猫に多く見られる症状のようです。
猫にも様々な病気がありますが、尿結石は日頃気にかけていれば異変に気づきやすいものでもあり、早いうちに対策をすれば食事改善と治療で重症にはなりにくいでしょう。
ですが、気づかずに放置すれば最悪は死に至るものでもありますので注意が必要です。
今回は泌尿器症候群で悩む猫のためのキャットフードをご紹介します。

2.泌尿器症候群にかかっているかの見分け方

病名にもあるように、排尿の際に気づくことができます。
排尿するのが困難になる症状ですので、トイレで座っている時間が長かったり、その時 に普段聞かないような声で鳴いていたりと、わりとわかりやすいサインが出ます。
また、尿がなかなか出ないので何度もトイレを往復したり、おしりを頻繁に舐めるような動きも泌尿器症候群の可能性があります。

3. 泌尿器症候群に対応するキャットフードとは

泌尿器症候群に対応したキャットフードは、最低限のマグネシウムが摂れるよう調整されて作られています。
成分表にはパーセンテージで記載があり、0.09%以下のものを選びましょう。
というのも、日本が採用しているペットフードの栄養基準値では子猫用は0.08%、成猫用なら0.04%が最低摂取量だといわれています。
これを上回る数値で、0.09%くらいか、それ以下のものを「低マグネシウム」と呼んでいます。
この数値を参考に、マグネシウム0.09%以下を目安にキャットフードを選ぶと良いでしょう。

4.泌尿器症候群になった時の対処

4-1.マグネシウムの量に気を付ける
成分でいえば、主にマグネシウムが尿結石となる原因を作っています。
石ができる原因には、尿の状態とマグネシウムの量が大きく関係してきます。
ただ、マグネシウムは猫に必要な成分ですので、絶対に摂ってはいけないという成分ではありません。
石になりにくくするために、ご飯を食べるタイミングと、量を調節する必要があるのです。

4-2.キャットフードを与えるタイミングに気を付ける?
尿とマグネシウムの量の関係性ですが、尿が酸性もしくはアルカリ性に大きく偏った時、マグネシウムを多く含んだキャットフードを食べる場合に石ができやすいといわれています。
ですので、できるだけ偏りの無い状態でマグネシウムの少ないキャットフードを与えるのが良いです。

ご飯を食べているときに酸が胃に集中するため、一時的に尿がアルカリ性になります。
平たくいえば、満腹時にアルカリ性に偏っている事になります。
ですので、いつでもキャットフードを食べられる状態にしてあるご家庭では、常に満腹状態になっている可能性があります。その状態でまたキャットフードを食べてしまうと、石になるリスクが上がるというわけです。
お腹を空かせる事に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、それこそ尿結石になってしまってはもっと辛い思いをさせてしまうことになります。
あくまでも極端な偏りを避ければ良いので、お皿にキャットフードが無い時間を作り、お腹を空かせる状態も作りながらご飯をあげるのが良いタイミングといえるでしょう。

5.異変に気づく早さが症状を軽くする

泌尿器症候群はかかりやすい病気でもありますが、しっかり対処をすれば軽度のうちに発見することができます。
キャットフードを変えるほか、水分をいつでも摂れる環境にしたり、トイレを清潔に保つことも効果的です。
中にはトイレが汚いからと排尿を我慢してしまい、それが悪化して尿疾患に繋がることもあるからです。

日頃の愛猫の様子をよく観察しながら、何か異変に気づいた時はすぐに病院に連れていきましょう。